2012年の実績

テレカ寄贈

2011年12月20日~2012年3月31日の期間で「児童養護施設へ送るテレホンカードの寄付募集」をいたしました。全国紙、地方紙で紹介いただいたのをきっかけに大きな反響があり、最終的に6,670件の寄付をいただきました。寄付枚数、寄贈先の詳細は以下に記しますが、合計77,356枚のテレホンカードが集まりました。

いただきましたテレホンカードを集計、子どもにとって不適切と思われる絵柄や破損品などを除外した後、全国児童養護施設連絡協議会を通して全国589ヶ所の児童養護施設へ、2012年8~9月にかけてテレホンカード寄贈のご案内と申込書を郵送させていただきました。そのうち168ヶ所の児童養護施設より申込みをいただき、11月上旬に発送、寄贈させていただきました。また、105度数未使用のテレホンカードは全国自立援助ホーム連絡協議会を通して、全国92ヶ所の自立援助ホームへ配分いただきました。

ご寄付、ご協力いただいた全国の皆様、本当にありがとうございました。あらためて厚く御礼申し上げます。本来ならお一人お一人にお礼とご報告をさせていただくべきところではございますが、なにぶん数が多く、お一人お一人へのお返事が難しくございます。こちらでの報告をもちまして、皆さまへの報告と感謝の意にかえさせていただきたいと存じますこと何卒ご容赦いただけますと幸いです。

当初想定していたよりも多くのご寄付をいただき、反響の大きさに事務局一同驚くと同時に、家庭や企業で眠っていたテレホンカードが必要とされる場所に届いたことへの手ごたえも感じました。寄付者の皆様からのお手紙の同封率も非常に高く、そのほとんどが、少しでも児童養護施設の子どもたちの役に立たせてほしいというものでした。大切にコレクションしていたもの、亡くなった家族が大事にしていたもの、会社や友人に声をかけて集めてくださったもの、被災地の方が送ってくださったもの……。テレホンカードという小さな存在の一枚一枚に、それぞれの思いが詰まっているのも伝わってきました。

児童養護施設からお礼のお手紙もたくさんいただきました。携帯電話を持たせていない施設が多く、許可していても高校生からなど施設ごとに制約を設けている、お小遣いからかけさせているなど、施設の子どもたちの通信事情を直接知ることができました。家族や友人とのコミュニケーションや、施設との連絡用に使えると喜んでいただけたようです。また、東日本大震災の後、公衆電話の有用性が再び脚光を浴びました。有事の際の連絡用として活用していただけることも、子どもたちの安全面から意義のあることと感じています。

以下に今回のプロジェクトの詳細をご報告いたします。

応募期間2011年12月20日~2012年3月31日
寄付募集物品テレホンカード(未使用品/残度数のある使用品)
寄付件数6,670件
寄付枚数50度未使用品:57,108枚
105度未使用品:4,351枚
106度以上の未使用品:25枚
残度数あり(使用品):15,872枚
合計:77,356枚
寄贈先児童養護施設:168施設
50度未使用品:25888枚
残度数あり(使用品):7,609枚
自立援助ホーム:92施設
105度未使用品:4,258枚

残りのテレホンカードは、その他の児童福祉施設などへの寄贈や、来年度に再度施設などへ配分させていただいたり、大学などへの進学を目指す子どもたちへの給付事業のために活用させていただくことも検討しています。詳細はあらためてホームページで報告させていただきます。

引き続きタイガーマスク基金へのご協力と、児童養護施設を始めとした社会的養護を経験した子どもたちへの継続的な関心と支援をいただけますことを心よりお願い申し上げます。

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