2013年も引き続き、全国の皆さまより、テレホンカードを寄贈いただき、携帯電話を持てない児童養護施設等の子どもたちの連絡手段用として、下記枚数を配布させていただきました。
2013年11月末日現在のテレホンカード(50度数)配布状況
全国からタイガーマスク基金への寄贈 | タイガーマスク基金から施設へ | 残 | |
2012年 | 57,108枚 | 25,888枚(168施設) | 31,220枚 |
2013年 | 1,537枚 | 27,750枚(191施設) | 5,007枚 |
皆さまのご協力により、今回は、新たに、全国の「子どもシェルター」(注1)や「情緒障害児短期治療施設」(注2)にも配布先を拡大できました。特に、虐待などから逃げてきた10代の若者を保護する「子どもシェルター」は、子どもたちの安全を確保するために、その場所は非公開とされており、入居時には携帯電話を職員に預ける決まりになっているそうです。家庭では使うことがなくなったテレホンカードが、児童福祉施設では、子どもたちの緊急連絡用として、現在も活用されています。タイガーマスク基金では、今後も、各施設からの希望がある限り、テレホンカードの寄贈を継続していきますので、もし、ご自宅やお勤め先などで、使う予定のないテレホンカードがございましたら、タイガーマスク基金までお送りくださいますようお願い申し上げます。
子どもたちのお礼状
注1:「子どもシェルター」
家庭での親子関係がこじれ、あるいは虐待が起こり、安全に暮らせなくなって逃げてきた10代後半の若者たちを保護する緊急避難場所。
注2:「情緒障害児短期治療施設」
心理的問題を抱えている子どもたちに、医療的な観点から生活支援を基盤とした心理治療を中心に、学校教育との緊密な連携による総合的な治療・支援を行う施設。(現在、「情緒障害」という用語が不必要な誤解や偏見につながるとして、国に対して「児童心理治療施設」と呼称を改めるよう要望が出されている。)