社会的養護には、いまの日本が抱えている「子どもの貧困」が集約されている。GDP3位の日本は豊かな先進国。それなのに、子どもの貧困率は16.3%と高く、経済格差が教育格差に直結している。子どもたちがさまざまなSOSを発信しているにもかかわらず、より困難な状況に置かれている子どもほど、より多くの社会的不利を被る現実が持続している。6人に1人という過去最悪の子どもの貧困状態の解消なくして、社会的養護の問題の解決もまたない。
そもそも子どもの貧困対策はどうすればいいのか?
立教大学コミュニティ福祉学部教授で、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表の湯澤直美さんから子どもの貧困の実態や課題を学び、政策だけでなく、市民として私たちに何ができるのかを考えるきっかけとしたい。
日時 | 2015年5月29日(金)19:00~21:00(18:30受付開始) |
会場 | 文京シビックセンター 区民会議室 5階A+B (文京区春日1-16-21) →地図 |
交通 | 東京メトロ・後楽園駅、都営地下鉄・春日駅 |
参加費 | 500円(資料代として) |
定員 | 先着60名 |
お問い合わせ | NPO法人タイガーマスク基金 事務局 TEL:03-5842-1347(土日祝日を除く10時~17時) Email:info@tigermask-fund.jp |
湯澤直美さん
立教大学コミュニティ福祉学部教授
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表
<プロフィール>
専門は社会福祉学。ジェンダーと社会政策の視点から、貧困・家族・暴力等をテーマにしている。著書に、『子どもの貧困白書』(編集代表)明石書店,2009、『子どもの貧困-子ども時代の幸せ平等のために』(共編著)明石書店,2008、『福祉政策理論の検証と展望』(編集委員)日本社会福祉学会編,中央法規,2008、『相談の理論化と実践―相談の女性学から女性支援)へ』(共著)新水社,2005 など。