「児童福祉法改正・自立援助ホームに求められる期待と課題」 #30

勉強会

子どもは生まれてくる環境を選べません。家庭に安心できる居場所がなく子ども時代を子どもとして享受できない子どもたち。わずか15歳で「働かざるを得なくなった」子どもたちがこの日本にいることをご存知ですか?

「児童養護施設は未就学児童以外学校に通っている子どもを養育することを前提としています。「自立援助ホーム」は、高校に進学できなかったり、中退した子どもの居場所として、15歳~19歳の若者たちが働きながら自立を目指して暮らしています。しかし、若者たちは、十分な意欲と能力が備わっているか否かにかかわらず、家族も含め他の援助を受けることができない状況で居場所を失い「働かざるを得なくなった」状況であり、職場や生活場面でも困難をかかえ、退所年齢の20歳になっても社会に巣立つ準備ができない場合も多くあります。

昨年の児童福祉法改正で、大学等に就学中の学生は22歳まで「自立援助ホームで暮らせることが認めらるようになりました。進学支援としては喜ばしい改正ですが、「自立援助ホームは全国に134カ所(平成29年4月時点)しかなく、限られた定員の中で大学生を受け入れることが、児童養護施設にも入れない、本当に支援を必要とする子どもたちの居場所を奪うことになるのではないかという懸念もあります。

今回の勉強会では、自立支援ホーム「あすなろ荘」のホーム長であり、「全国自立援助ホーム協議会」の事務局長でもあるタイガーマスク基金の恒松理事から、児童福祉法改正にともなう自立援助ホームに求められる期待と課題についてお話しいただきます。どなたでもご参加いただけますので、お誘いあわせの上、ぜひ、お申し込みください!

日時2017年6月29日(木)19:00~21:00(18:45受付開始)
会場「さわかみ投信株式会社」様 2Fセミナールーム
(東京都千代田区一番町29-2)
→地図
交通東京メトロ「半蔵門駅」4番出口より徒歩3分
参加費無料(一口500円のご寄付にご協力お願いします。)
定員申込先着50名
登壇者タイガーマスク基金 恒松大輔 理事
自立支援ホーム「あすなろ荘」ホーム長
http://www.asunaro-sou.com/
全国自立援助ホーム協議会 事務局長
http://zenjienkyou.jp/
お問い合わせNPO法人タイガーマスク基金 事務局 
TEL:03-5842-1347(土日祝日を除く10時~17時)
Email:info@tigermask-fund.jp
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