厚生労働省のデータによると、虐待で亡くなってしまった年齢で最も多いのは、0歳0か月0日。生まれたその日に亡くなってしまう赤ちゃんが最多で、加害者の9割は母親とされています。子どもを遺棄、あるいは死に至らしめた罪は重いですが、妊娠はひとりではできません。しかし、事件として発覚した場合、逮捕されるのは母親だけの日本。誰にも相談できず、誰の手も借りられずに1人きりで命がけの出産に至ったということは、子どもだけでなく、母親の安全も守られなかったということです。支援が必要だった母親を「加害者」にしてしまった責任は、父親だけでなく、母親を孤立させてしまった社会にもあるのではないでしょうか。
今回のタイガー勉強会には、妊娠に戸惑い、悩む女性のための相談支援窓口として活動されている「一般社団法人 にんしんSOS東京」の代表理事である「中島かおりさん」を講師にお迎えします。「思いがけない妊娠をしたこと」や「妊娠をした女性の努力が足りないこと」が問題なのではなく、妊娠をした女性とその家族が、 「孤立していること」、「助けてと言えないこと」、「自己決定できないことこそが問題」であり、解決すべき社会的課題であるということを皆さまと共有し、ご一緒に考える時間にしたいと思います。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。
日時 | 2018年6月28日(木)18:45~20:45(18:45受付開始) |
会場 | 「さわかみ投信株式会社」様 2Fセミナールーム (東京都千代田区一番町29-2) →地図 |
交通 | 東京メトロ「半蔵門駅」4番出口より徒歩3分 |
参加費 | 無料(一口500円のご寄付にご協力お願いします。) |
定員 | 申込先着60名 |
講師 | 一般社団法人 にんしんSOS東京 代表理事 中島かおりさん https://nsost.jp/about?no=tab2 |
お問い合わせ | NPO法人タイガーマスク基金 事務局 TEL:03-5842-1347(土日祝日を除く10時~17時) Email:info@tigermask-fund.jp |