厚生労働省の発表によると2017年に全国210カ所ある「児童相談所」が対応した「児童虐待」の相談や通告は、133,778件(速報値)で、過去最多を更新しました。保護された子どもたちは「児童養護施設」や「児童心理治療施設」、「里親家庭」などの「社会的養護」の下で暮らしていますが、傷ついた心は容易には回復しません。今回は、自然のチカラで子どもたちの心のケアを行っている二つの団体の事例を紹介し、その取り組みについて学びます。どなたでもご参加いただけますので、ぜひ、この機会にお申し込みください。
日時 | 2018年10月11日(木)19:00~21:00(18:45受付開始) |
会場 | 文京シビックセンター 5階 会議室A+B (東京都文京区春日1‐16‐21) |
交通 | 東京メトロ「後楽園駅」 丸の内線(4a・5番出口) 南北線(5番出口) 都営地下鉄「春日駅」 三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口) |
参加費 | 無料ですが、会場にて一口500円の寄付にご協力ください。 |
定員 | 申込先着50名 |
お問い合わせ | NPO法人タイガーマスク基金 事務局 TEL:03-5842-1347(土日祝日を除く10時~17時) |
<事例1 ドルフィンプレイ御蔵島>
NPO法人CROP.-MINORI(クロップみのり)
http://cropminori.com/
理事長 中山すみ子さん
児童養護施設やファミリーホームなどの社会的養護で暮らす子どもを対象にした東京都御蔵島での夏休みのプログラム。18歳で自立を余儀なくされる子どもたちに、日常とかけ離れた自然の中で生い立ちを振り返る時間をつくり、野生のイルカと泳いだ時に感じる素直な感情を、自分や参加者と共有して認め合います。
<事例2 5センス・プロジェクト>
一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団
http://www.afan.or.jp/
事務局長 野口理佐子さん
作家のC.W.ニコルさんが約30年かけて再生した長野県・黒姫の「アファンの森」に、社会的養護の下で暮らす小学生を招待する森林セラピープログラム。愛情をかけて育てた豊かな森の中で、五感で自然を感じながら遊ぶことで、心と身体を開放する試みです。