2022年 児童養護施設退所者への支援について

事業報告

2022年10月末日時点「進学支援」のご報告

学年人数支援金後期支援金金額計
新入生41\50,000\2,050,000
2年生36\50,000\1,800,000
3年生28\50,000\50,000\2,800,000
4年生29\50,000\50,000\2,900,000
5年生0\50,000\50,000
医学部6年1\50,000\50,000¥100,000
合計135¥9,650,000

タイガーマスク基金は、今年の4月に児童養護施設等の社会的養護の施設から四年制大学に進学した41名と、次の学年に進級できた94名の学生に総額965万円の返済不要の支援金を届けることができました。長引くコロナ禍にも関わらず、子どもたちのためにご支援をお寄せいただいた全ての皆さまに心から感謝を申し上げます。 また、助成金で応援してくださっている団体の皆さま、チャリティ商品の販売でご協力いただいた皆さま、タイガー自販機オーナーの皆さまにも改めて御礼申し上げます。

2022年6月8日、参議院本会議で「児童福祉法改正法」が可決され、私たちの悲願であった社会的養護の支援の年齢制限が撤廃されることになりました。都道府県が子ども本人の意見も踏まえ、自立に向けた支援が必要と判断する間は、同じ施設などに暮らせるようになり、一律18歳で施設を退所させるということはしない方針です。

しかし、施設には定員があるため、現在でも22歳まで延長できる仕組みはあっても適用されるケースは少なく、実現には、国からの予算や人員のサポートが不可欠です。引き続き、この課題を注視し、子どもたちが安心して社会に巣立っていける仕組み創りのために発信を続けて参ります。

新型コロナの感染拡大は収束の兆しがなく、緊迫する世界情勢や円安などの影響により食品や日用品、光熱費の値上げが相次ぎ、仕送りがない学生たちの困難は続いています。 急激な物価上昇により、皆さまの日々の生活にも多大な影響がある中、更なるご支援をお願いすることは大変心苦しい限りです。ただ、急速に進む少子高齢化の日本において、子どもや若者たちの声は政策に反映されにくく、制度を変えるには一定の時間もかかります。タイガーマスク基金としては、引き続き、国際的に見て子ども・子育て関連が少ない現状を変えるべく、国に訴えて参りますが、今すぐ支援が必要な学生たちのために、ご無理のない範囲でご協力いただけましたら幸いです。

学生たちからの感謝のお便り

助成金で応援してくださった団体の皆さま(順不同)

チャリティ商品の販売でご協力いただいた皆さま(順不同)

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