2023年 児童養護施設退所者への支援について

事業報告

2023年10月現在の実績報告

タイガーマスク基金は、皆さまからのご寄付を児童福祉施設から大学進学した新入生68名と進級した学生96名に総額1,120万円を返済不要の支援金として届けました。ご協力いただきました全ての皆さまに心から感謝申し上げます。

学年人数支援金後期支援金金額計
新入生68\50,000\3,400,000
2年生36\50,000\1,800,000
3年生32\50,000\50,000\3,200,000
4年生28\50,000\50,000\2,800,000
5年生0\50,000\50,000
医学部6年0\50,000\50,000
合計135¥11,200,000

学生たちからの感謝のお便り

新入生からの応募数は過去最高に

タイガー「進学支援制度」には、全国の児童養護施設出身者から毎年30名程の応募が届いていました。2020年の新型コロナウィルスの感染拡大以降は、アルバイト収入が減少した学生たちからの応募が増加傾向にありましたが、現在はコロナ禍の行動制限も解除され、応募数の増加も落ち着くと予想していたのです。しかし、実際には、68名の学生から支援を求める申請書が届き、応募数は過去最高となりました。41年ぶりの物価高騰が、学生たちの生活に大きな打撃を与えています。

物価高騰の影響が直撃

緊迫する世界情勢の影響を受けて、日用品や食品、光熱費の値上がりが続いています。親を頼ることができず、アルバイトで生計を支えている学生たちは、もともとギリギリの生活を強いられており、数十円・数百円単位の負担でも、日々の生活への影響は深刻です。

タイガーマスク基金が活動を開始した頃には存在しなかった給付型奨学金制度により、児童養護施設の子どもたちの大学進学者が増えてきていることは喜ばしいことです。しかし、学費の制度はあっても、仕送りが全くない10代後半から20代の若者が、たった一人で生活していくことは困難です。

月々千円から参加できる「タイガー進学サポーター」

定額(一口千円から)のご寄付を、口座振替でまずは1年間ご継続いただける「進学サポーター」を募集しています。毎月5千円で一人の学生をサポートできます。学生からは年に2回、近況報告のお便りが届きます。(5千円以下の場合は、複数人で一人の学生をサポートします。)学生の進級の状況に応じて、そのまま卒業まで継続してサポートいただける方が多く、2012年からこれまでに8,600万円の支援金を1,046名の学生に届けることができています。

「教師になりたい」 「建築家になりたい」 「保育士になりたい」 「医師になりたい」
子どもの数だけ夢があります。タイガーの支援金は、使途を学費に限定せずに、アルバイトを重ねながら勉学に励む学生たちのサポートに役立てられます。単発のご寄付も大歓迎です。ご無理のない範囲でのご協力をお願い申し上げます。

★ご支援は寄付受付ページからうけたまわります。

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