2024/10/1 2024年 児童養護施設退所者への支援について(後期)

事業報告

170名の学生に総額1,155万円を届けることができました!

タイガーマスク基金は、2024年に児童養護施設自立援助ホームなどの社会的養護の施設から大学進学した新入生46名に進学支援金として一人当たり5万円を、また、2年生に進級できた学生63名(2024年に休学から復学した学生1名を含む)に、一人当たり5万円の進級支援金を届けました。さらに、実習や就職活動で多忙となる3年生、4年生には一人当たり10万円(前期5万円+後期5万円)の返済不要の支援金を届けることができました。

これにより、今年度、支援できた学生は170名支援金額は1,155万円となります。設立時から支援を届けた学生は、のべ1382名支援総額は1億895万円にもなりました。ご協力をいただきました個人の皆さま、企業の皆さま、助成団体の皆さまに心より御礼申し上げます。

高祖代表、久留島代表からの感謝のメッセージ

学生たちからの感謝のメッセージ

大学では経済について学んでいます。ご支援により、勉強とアルバイトを両立させながら学生生活を送ることができており、本当にありがたいです。卒業し、希望する仕事に就けるよう頑張ります。(経済学部1年)

憧れていた大学に進学し、2年が経ちました。私が今、このように学び、部活動に参加し、友人と過ごせているのは、ご支援してくださっている皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。(理工学部2年)

昨年は学部内での成績優秀者として表彰されることができました。500人中2人だけが手にできる名誉であり、これからも変わらず勉学に励んでいきたいです。皆さまからの応援があってのことです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつも応援ありがとうございます!(法学部3年)

この度、夢だったシステムエンジニアとしての就職が内定しました。ご支援により、必要以上にアルバイトに時間を取られることがなく、インターンシップ活動やボランティア活動にも参加することができました。様々な経験を積むことができ、心から進学して良かったと思います。勉強に専念できる環境を整えてくださり、ありがとうございました。(社会システム科学部4年)

助成団体のご紹介

タイガー進学支援制度を助成金で応援してくださった団体の皆さまをご紹介いたします(順不同)。数ある社会的課題の中から、社会的養護の子どもたち・若者たちの支援を採択いただきましたことに改めて御礼申し上げます。

公益財団法人お金をまわそう基金

日本労働組合総連合会・愛のカンパ

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団

ご支援のお願い

日本では、少子高齢化が急速に進んでいます。しかし、子どもの数が減っているのに、児童養護施設で暮らす子どもたちの数に大きな減少は見られません。賃金は30年前からほとんど上がらないのに、物価の上昇は続いています。不安定な就労で余裕がない家庭においては、子どもの養育が困難になることもあるでしょう。経済的にも、精神的にも、追い詰められた親が虐待や育児放棄をしてしまうのは、家庭だけの問題ではなく、日本社会の構造上の問題もあると考えます。子育ては親だけの責任ではなく、社会の使命です。生まれや育ちに関わらず、子どもたち・若者たちが安心して暮らし、学び、社会に巣立っていけるように、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。

ご支援は寄付受付サイトから随時承っております。ご無理のない範囲でのご協力をお願い申し上げます。

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