今年になって、4月には埼玉県戸田市で、5月には千葉県松戸市で、4カ月児を母親が殺めてしまう事件が続きました。背景はまだよくわかっていませんが、戸田市のケースでは、当日の朝、妻が夫に「会社に行かないで」と頼んだとのこと。松戸市のケースは上の子もいる第2子の子育て中で、事件の前日に母親自ら児童相談所に電話をし、育児がつらいことや自身の体調不良について相談していたようです。
子ども虐待の死亡事例では0歳児が5〜6割を占めています。そして、統計上、虐待の主たる加害者は育児を担う母親の割合が半数以上を占めているのが現状です。子育てが母親だけに偏り過ぎていないでしょうか。父親ができること、家族ができること、会社の同僚や地域の大人として「私たち」ができることもたくさんあるのではないでしょうか。
相次ぐ事件を受けて、父親の育児参画や育休取得を推進しているNPO法人ファザーリング・ジャパンと児童養護施設等で育つ子どもたちをサポートしているNPO法人タイガーマスク基金が共催で「緊急オンラインセミナー」を企画しました。両団体とも、子ども虐待がない社会創りを目指し、そのためには予防となる川上対策が重要と考えています。親だけが頑張るのではなく、「ともそだて」という考え方を広げていけたらと思います。お昼休みに「聴くだけ参加」も大歓迎!ぜひ、お気軽にご参加ください!

- 開催日時:2025年6月26日(木) 12:00~13:00
- イベント形態 :オンライン( Zoom)
- 参加費: 無料(先着80名まで)
- 要事前申込<お申し込み>は⇒「こくちーず」イベント申込サイト
- イベント概要チラシ⇒(PDF)