タイガーマスク基金とは

タイガーマスク基金は、児童養護施設などの退所者や社会的養護が必要な子ども・若者に、生活自立、学業、就労、家族形成、社会参画などの支援を総合的に行い、社会で活躍する人材を育成するとともに、広く一般にこの問題を提起し、児童養護施設や自立援助ホームなどが抱える課題、係る法律・政策の改善、ひいては児童虐待予防の啓発事業などを展開し、この問題の根本解決を図ることを目的とするNPOです。

 

自立支援金の給付事業を柱に事業を展開していますが、社会的養護が必要な子ども・若者に「可哀想だから支援をする」のではなく、「人生の可能性と楽しさを伝える」ことを基本理念とします。

 

具体的には、子ども・若者支援事業として、(1)寄付を募り自立支援金を給付する事業(対象:児童養護施設や自立援助ホームの退所者本人、子ども・若者の自立を支援する団体など)、(2)各NPOとの連携において学習支援、職業訓練、家族形成力養成、社会貢献体験など、(3)企業・事業所との連携において雇用の確保・人材育成、(4)一般サポーターの育成による若者支援モデルの構築などを実施していきます。これらを行うには私たちだけでなく、多様な支援者のネットワークが必要なので、志を共にする皆さんの協力・協働をお願いします。

 

またタイガーマスク基金の志事としては、児童養護施設のこと(子どもの情況、地方間格差など)や、子どもの退所後自立における問題点を広く一般に報せることも重要だと考えています。広報・啓発事業として、(1)セミナー・勉強会・シンポジウム等の開催(2)メディアを活用した広報PR活動(3)学びと出会いの場づくりにも取り組んでいきます。

 

そして最後に、我々はこの問題を根本解決するために必要なこととして、「子ども虐待を根絶すること」を目標に掲げます。被虐待児の救済はもちろんですが、子どもが生まれる予定の人や、子育て中の家庭を包括的に支援していく仕組みづくりを推進したり、政策提言も視野に入れ、これ以上、社会的養護が必要な子どもを増やさないための活動にも傾注していきたいと考えています。

 

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